歯周病治療について
日本人が歯を失う原因の第1位といわれている歯周病。歯ぐきの軽微な腫れや出血からはじまりますが、徐々に口臭が強くなり、歯ぐきの色が変わっていき、歯がグラグラしはじめて、最悪の場合には支えを失った健康な歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。
ひだまりスマイル歯科では、歯周病の治療・予防に力を入れています。早期治療によって大切な歯を守るためには、まず「歯周病は誰でもなってしまう病気である」「人ごとではない」ということを認識し、ご自分のお口の中を疑ってみることが大切です。歯周病が気になる方、歯周病になりたくない方は、一度当院へお越しください。
もしかしたら歯周病かも・・・
歯周病は「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」といわれるほど、気づかないうちにどんどん進行してしまう病気です。初期段階では自覚症状がほとんどないため、「おかしいな」と思ったときにはすでにかなり悪化しているということも珍しくありません。
「歯ぐきが赤く(赤黒く)なった」「歯みがきすると血が出るようになった」「歯が長くなったように見える」「口臭を指摘されるようになった」などの症状があれば、歯周病にかかっている可能性があります。「もしかしたら歯周病かも……」と思ったら、すぐに歯科医院で治療しましょう。
もしかしたら歯肉炎かも・・・
ごく初期の歯周病は「歯肉炎」と呼ばれますが、悪化すると「歯周炎」と呼ばれるようになります。歯周炎には3つの段階があり、重度に近づくほど歯を失ってしまうリスクは高まります。
軽度歯周炎
歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)にプラーク(歯垢)や歯石がたまり、歯ぐきに炎症が起きはじめた状態です。歯ぐきの腫れや、出血が起こりますが、歯科医院で専門的なクリーニングを受け、正しい歯みがきを続けることで改善が見込めます。
中等度歯周炎
プラークや歯石の付着が増え、歯周ポケットが深くなっています。歯ぐきの腫れや出血も増して口臭があらわれ、顎の骨が溶かされて歯がグラグラします。この段階では、歯周ポケットの深い部分まで入り込んだプラークや歯石を取り除く治療が必要です。
重度歯周炎
症状が悪化し、歯ぐきは真っ赤に腫れています。顎の骨もかなり失われてしまい、歯は大きくグラグラします。ここまで来ると、歯周外科手術による対応が必要です。しかしそれでも対応できない場合には、抜歯をおこなうことになります。