新型コロナウイルス感染症で歯科受診を控えている方、歯科受診が不安な方へ
2020/05/18
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収まらず、緊急事態宣言が5月31日まで延長され、近隣住民の皆様は、不安な日々をお過ごしのことと存じます。
昔から歯科医師・スタッフにとって感染リスクが高いといわれてきた歯科医療ですので、私たちは普段からウイルス感染対策(肝炎・エイズなど)を徹底して行ってきました。今回の新型コロナウイルス感染症に対しては、さらに高度な防護対策をとっております。
昨今では、マスコミ報道などにより、感染リスクの高い職業として歯科医師、歯科衛生士などが挙げられていますが、幸いにして我が国では、新型コロナウイルスが歯科診療により患者さんへ感染した報告は1例もありません。
【現在必要な歯科診療について】
◎ 痛みや腫れなどへの緊急性のある治療。もしこれらを放置すると、重症化や全身へ影 響を及ぼすことがあります。特に歯の痛みが続くと食事が摂れなくなり、体力・免疫が低下 してしまいます。
◎ 必要な歯科治療が受けられないことは、口腔環境の悪化を招き、免疫力の低下や細菌 性肺炎のリスクを高め、新型コロナウイルス性肺炎に罹患した際も重症化しやすいことが知られています。
◎ 介護現場等での口腔環境の悪化は、特に肺炎重症化のリスクを高めます。
【かかりつけ歯科医にご相談】
診療の継続・延期、メンテナンスの継続・延期などは、ご自身での判断はなさらずにご相談ください。来院していただくのが難しい時は、電話などにより診療を行い、お薬を処方することも可能です。
【感染を予防する口腔ケア】
今、誰もが新型コロナウイルス感染症にかかる可能性があります。命を守るためにも口腔ケアが大切です。口の中を清潔にして細菌の数を減らすことが、誤嚥性肺炎やウイルス性疾患の予防につながります。
歯磨き・フロス・歯間ブラシ、そして舌磨きを行ってお口の健康を保ちましょう。また、ブクブクうがい、ガラガラうがいを頻繁に行うことが感染症対策に有効です。
近隣住民の皆様のお口の健康を守ることで、身体の健康と生命を守る事が当院の責務です。今後も、私たちは感染予防を徹底し安全・安心な歯科医療を提供するため、より一層の努力をしてまいります。
http://doushi.net/info/pdf/corona_kakaritsukeshikai_soudan.mp4
興味のある方は以下もご覧ください。
神奈川県歯科医師会HPより
「歯科医院はコロナ感染リスクが高い」って本当なの?
→https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/2108/
口の中のケアが、新型コロナウイルス感染を防ぐ
→https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/2096/